浴室は毎日使う場所だからこそ、しっかり掃除して清潔感を保ちたい場所です。カビや汚れの目立つバスルームは、リラックス効果も半減。来客の目にも付きやすく、折角の素敵な住まいの印象がマイナスに。今回は、気を付けたい浴室の掃除ポイントをご紹介していきます。
浴室の掃除は、毎日習慣化することで綺麗に保つことができます。最後にバスルームを使った人が換気、シャワーで壁や床を洗い流して、残り湯を抜きながら浴槽内の湯あかをスポンジで洗い落としましょう。使用後の蒸気とお湯で人間の体から出る皮脂汚れや湯垢が落としやすい状態の時が一番お掃除し易い時です。毎晩習慣化しておくことで、忙しい朝や夕方の時間が楽になります。
こちらでは合わせて「お風呂に関する常識まとめ:正解or不正解?」を紹介しています。
クレジット: collaboration :NEUTRAL photo : Yohei Sasakura
浴室掃除は、しっかり換気してカビを防ぐことが大切なポイントです。こちらは奥和田健建築設計事務所が手がける住まいの最上階に設けられたバスルーム。真っ白な空間と大きな窓から望む青空が爽やかな雰囲気を演出します。白いバスルームは魅力的ですが、換気をしないとバスルームはすぐにカビが目立つことに。バスルーム使用後、また掃除の際は、窓を開けて換気扇を回しましょう。また、カビを見つけたら、まずは水をかけその後にカビ取り剤を吹きかけましょう。水分無しではカビ取り剤の効果が半減してしまいます。素早い対処をすれば、こすらずとも汚れが落ちてラクなだけでなく、キレイな白いバスルームを保ちやすくなります。
浴室をきれいに見せる小さなポイントは、水栓金具の掃除にあります。水あかや石けんかす、カルキなどは見た目にも美しくないだけではなく、放っておくと頑固な汚れになり、水栓金具を錆びさせることもあります。水栓金具に汚れがつく前に綺麗にしておきましょう。水栓金具は、小さなポイントながらも目につきやすい場所。ピカピカの水栓金具でバスルームの印象がグッと清潔になります。
毎日する場所ではありませんが、定期的に排水栓の汚れやぬめりを取ることも忘れずに。浴槽排水の流れが以前よりも悪くなったと感じたら、浴槽排水口と洗い場排水口の清掃をしましょう。浴槽排水口には、ワンプッシュ排水栓とゴム栓の二種類があるので、自宅の排水栓の種類を覚えておきましょう。特にゴムは擦るとゴムの摩耗を早めてしまいます。ごしごし擦らずに洗剤と水で洗い流すようにしましょう。
浴室の天井は手の届きにくい場所ですが、定期的に綺麗にしておくことでカビを防ぎバスルームの印象がよくなります。熱いシャワーをかけた後、洗剤を含ませた布をモップに巻き天井を擦りましょう。そのあと、乾いた布でしっかり空拭きします。天井は水滴が付きやすく、またそのまま放置されることが多いため、目には見えなくてもカビの巣窟になっていることが多々あります。しっかり天井のカビ対策をしておくことで、バスルームの床のカビも同時に防ぐこともできます。
クレジット: 撮影 岡本公二
お風呂場の掃除はサボるとあっという間に汚れが溜まり、時間が経つにつれ汚れが取りにくくなります。特にドアレールは忘れがちな上に、汚れがこびりつきやす場所です。主にドアレール部に付きやすい石鹸カスやカビ汚れは、歯ブラシや綿棒が便利です。洗剤とあわせて丁寧に隙間を掃除しましょう。ドアのタイプによっては、レール部が取り外せて掃除ができるものもあるので、リフォームを考えている人は簡単に綺麗にできるデザインタイプを選ぶのも良いかもしれませんね。
Photo: Takumi Ota