地上階を増築する場合は1平方メートルあたり18万〜23万円ほどで試算すべきです。 しかしこれは増築したいあなたの自宅がどこにあるかによって変動します。都市部の価格は一般的に地方よりも高くなります。 平均的な計算の場合、4 x 5メートル規模の増築建設費は少なくとも360万〜400万円であり、他にも市区町村への登録、土地登記および各税などの追加費用が必要です。
この家の増築にかかるコスト計算は複数階にまたがる場合にも適用できます。 2階以上の増築はコストが50%増加し、最低でも約560万円に先述の追加費用を加えたものになります。 問題は増築が比較的シンプルな構造であるのか、より複雑であるのかということです。建物の構造がシンプルである場合、増築部分の構築にも問題はあまり発生しないことでしょう。 しかし時には既存の部屋の解体、耐力壁の追加など大きな構造調整が必要になることがあります。
増築した新しい部屋にキッチンまたはバスルームを設置する場合はさらにコストを上げて計画する必要があります。 コスト100万〜130万円の浴室では、水道や電気の横にシンプルなタイルやサニタリーアイテムしか追加できません。 平均的なキッチン設備では約150万円をコストとして試算する必要があります。
せっかく家の増築にコストをかけるなら、美しいデザインなしではやりたくないですよね。 素敵な床材や照明はシーンを設定し、美しいスタイルを実現するには不可欠な要素です。 また、キッチンなどで活用できる高品質な作業カウンター、ミニマルなスライドドアなどもあると機能的かつ美しいインテリアとなります。
残念ながら家がおかれている状況によっては増築が難しい場合もあります。
- すべての増築にはしっかりした基礎が必要です。 土壌の種類や条件によっては作業がより簡単になることも、より複雑になることもあります。
- 建設現場へのアクセスは簡単ですか?複雑ですか? 職人や重機が工事現場に安全に到着できるように事前に対策を立てなければいけません。
- 構造や壁、屋根、または窓を変更する必要がありますか?
- 増築工事中にパイプラインや排水システムを改修する必要がありますか?
家がある<場所>はあなたが思うよりも増築に関する重要な判断材料です。例えば都市部の一等地やインフラが整った環境の良い土地などにある家なら、増築にコストをかける価値があります。
増築部分の構造に使用する材料は既存部分と異なるものを使用できます。 外壁の材料も同様で、異なる素材を組み合わせることが可能です。 しかし高品質な素材を多く使えばそれだけコストは上がります。
コストや時間の枠組みの中で可能な限り最善の方法でプロジェクトを管理するには、当初から専門の建築家を関与させるのが理にかなっています。 彼らは多くの設計と実行の経験があるだけでなく、 隠されたコストを発見したり、さまざまな取引をまとめることができます。 たとえば建築家は、さまざまな職人から3〜5件の見積りを取り、計画とコストを比較します。増築作業完了後の不愉快な問題発生を避けるために、住宅所有者は実際の建設が始まる前に職人や業者との間にきちんとした建築契約を結ぶべきです。建築家はそれらを助ける他、完成後に建物の承認などを含む手続きの助けも行ってくれます。