モダンな部屋づくり、どんなスタイルがお好み?

Aya F. Aya F.
中城の家, 森裕建築設計事務所 / Mori Architect Office 森裕建築設計事務所 / Mori Architect Office Phòng khách
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モダンなスタイルは、長く飽きの来ることのないもの。本来モダニズムとして発展してきたスタイルでは、装飾性を削っていくことが重要視されていましたが、今日ではナチュラルや和風のテイストを加えた部屋なども見られ、ヴァリエーションの多さが伺えます。今日はモダンな部屋づくりの際のスタイルについて考えていきます。いろんな実例を見ながら、変化に富んだインテリアの可能性について感じてみてくださいね。

モダンスタイルに部屋をカスタマイズ!

モダンなスタイルの部屋といっても、最近では他のスタイルとのフュージョンがたくさん見られるように、かなり多種多様にアレンジが可能です。新築やリノベーションの場合、既存の家具に合わせて内装を考えていくのか、それとも好みのスタイルに建てることで、家具も合わせて新調していくのかによっても、カスタマイズの方法は変わってきます。求めるイメージをまずはしっかりと決めたり、専門家と相談したりしてイメージを固めていきたいですね。

かっこよく

とことん装飾性を削ると、とてもクールで近未来的な印象の部屋づくりが可能になります。こちらは佐賀県の建築家・株式会社アルフデザインの手がけたお宅の一角。色もモノトーンに抑えて壁や床に光沢のある素材を取り入れることで、クールでマスキュリンなイメージの内装となっています。右手にある階段も片持ちタイプになっていて、すっきりとミニマルな印象です。本当に無駄なものがどこにも感じられない無機質なインテリアですね。

和モダンでゆったり

モダニズムのスタートは、日本の伝統的な建築様式が一端を担っていることをご存知ですか?つまり、和風建築にはモダニズムの要素が元々含まれているということ。最近よく耳にすることのある和モダンスタイルは、ある意味逆輸入的なものといえます。こちらは、築100年を超す古民家のリノベーション物件です。古い梁がしっかりと家を支えているのが見えて、安心感がありますね。木の暖かさ、格子といった伝統的な建具のスタイルが調和して、心地よいリビングとなっています。

白でクールに

白は、モダンなインテリアによく取り入れられる色。無彩色であるため、装飾性がなく、抽象的でミニマルな印象の部屋となります。こちらのお宅のLDKでは、ありとあらゆるものに白が取り入れられており、実際の空間以上の広さが感じられます。住空間でありながらもどこか生活感や人の気配が感じられないような印象に。このカラーリングを保っていくのもいいですが、逆に植物や絵画などで色味を加えると、目を引くアクセントとなるため、小物でのアレンジがとても映えます。

Photo: Kouji Okamoto (TechniStaff)

落ち着いた色と白のコンビネーション

真っ白でコーディネートすると冷たい雰囲気になりがちですが、例えばこちらのように濃いウッディカラーを合わせると、ぐっとナチュラルモダンな雰囲気へと転換します。ダイニング、リビングが吹き抜け空間にあり、壁が白いことからかなり開放的な印象の部屋になりますね。こちらのようなダークカラーと白の組み合わせは、軽やかさの中にも重厚感が感じられて、ゆったりと過ごす事ができそうですね。

黒と鮮やかなアクセントカラー

モダンなスタイルは、そのデザインや色によってとても冷たく感じられてしまうことも。もちろんそれを良しとされる方もいらっしゃるでしょう。でも、もし暖かさを感じられるインテリアづくりを目指すのであれば、素材感や色合いにも気を付けてカスタマイズしていくといいですね。こちらのお宅では、白、白木、グレイッシュな色合いを組み合わせています。一見どこか重さが感じられるようですが、ソファやラグに軽やかな色を取り入れることで、明るさを取り入れています。柔らかなテクスチャーもいいですね。

【モダンについては、こちらの記事でも紹介しています】

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