日本の古い民家で屋外と屋内の間の空間として玄関と部屋の間には土間が作られていました。最近ではリノベーションなどでも人気でインテリアに土間が取り入れられることが多くなり、土間があることで内外の境目が曖昧となり、そこに奥行きや開放感が生まれます。それだけなくコミュニケーションの場として人と人をつなげる役割も担います。今回はそんな土間空間のある素敵な住まいをご紹介いたします。
こちらは北海道の木造二階建て住宅です。ベースとなるスクエアな平屋空間に三つのプライベートなボリュームが挿入され、各スペースを繋ぎ回遊できる土間空間が造られました。壁に入れられたスリットの開口と段差があることで程よく区切られた心地よい空間が実現していますね。
【平屋については、こちらの記事でも紹介しています】
こちらはリビングに土間空間が設置された住まいです。土間はまるで縁側のような役割を担い、内外の境目を曖昧にし、四季の移ろいや人を積極的に招き入れるまさにコミュニケーションの場をつくり出しています。
【土間については、こちらの記事でも紹介しています】
こちらは広島県の絶景が見える丘に建てられた週末住宅です。玄関から庭までは広い土間で繋がっており、なんと土間が建物の三分の一を占めています。一段上がった板間と土間が一体となった空間は広々としていてとにかく開放感がありますね。
▶「住まいの写真」ページでは様々な種類の廊下・玄関を紹介しています。◀
こちらは周りが農家に囲まれ素晴らしい借景が望める場所に建ち、玄関から庭までをつなぐ大きな通り土間がある住まいです。土間から庭、内部へとつながり家全体にほとんど仕切りがありません。土間の蓄熱効果によって夏場はひんやりとし、冬場は日射と薪ストーブによって暖かさを維持することができるメリットもあります。
通り土間のある寄せ棟屋根を架けた変形コの字型プランの平屋の家です。四世代がお互いに適度な距離を保ちつつ暮せるよう、自然を感じる中庭を囲んで各部屋が配置して建てられた住まいです。玄関を入るとそれぞれの部屋へは心地良い土間空間が続いており、家族皆をつないでいます。
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